関東大会  準決勝 (2017/8/17 9:00 四街道総合公園野球場)

【投手】香川　　【捕手】見田

　三塁打　見田

やはりどのチームも投手力、攻撃力ともにものすごく高い。
そういった高いレベルのチームを相手に2試合連続でゼロに抑える香川の投手力もすごいの一言であるが、野球は点を取らないと勝てないスポーツである。
この試合も7回まで0-0、勝敗はまたしてもタイブレークに持ち込まれた。
タイブレーク初回の8回、オール八千代が1点を先制し、その裏ABCも無死から9番岡のスクイズで同点とするも後続を断たれ9回へ。
守るABCはセカンドゴロとライトエラーで2点を取られ万事休す。
2点以上取らないと負けが確定する場面で、先頭の打席に立ったのは今大会大不振の3番見田。
初球から積極的にフルスイングするも微妙にタイミングが合っていない。
それでも粘って追い込まれてからの5球目。低めに入った変化球をジャストミート！
打球は相手レフトの頭上を遥かに越えていく大飛球となり、塁上にいた走者3人がすべて還ってサヨナラゲームセット！

人一倍バットを振ってきた。それでもこの大会は思うように打てなかった。
そんな3番打者が打席に入る直前、監督が見田と3人の走者を呼び寄せて何やら話していた。
後で聞いたら、監督は3人の走者に「見田に打たせていいか？それともスクイズで1点ずつ返していくか？」3人の走者は「見田に好きに打たせてください！」
この瞬間、サインは決まった。ノーサインだ。
見田が粘った末に振り抜いた球は、ボール気味の低めの変化球。しかし見田にとっては大好物のストライクだった。

さあ、あともう1試合。
最高の夏はまだ終わらない。

頑張れ！ABC！！